Iriomote wild cat

Iriomote wild cat

イリオモテヤマネコ

イリオモテヤマネコは日本の西表島の固有種で、国の特別天然記念物。
発見されたのは1966。それ以前よりヤマネコらしき動物が「ヤマピリカリャー」と呼ばれていた。発見当時は新属、新種とされ、大きな注目を集めたが、現在は遺伝子情報の解析によりベンガルヤマネコの亜種に分類されている。（IUCNのネコ科専門のグループでは独立種とすべきとの意見もある。）

生態

全身に斑点模様があり、額にはベンガルヤマネコのように縦じま模様がある。丸い耳と目の周りの白い線が顔立ちの特長。他のヤマネコに対し歯の特長や臭腺(肛門腺)に大きな差異があることことも新種とされた理由。

亜熱帯の森林に生息、夜行性で夕方になると活動を開始する。昼間は樹洞や岩穴などで休む。繁殖期以外は単独で行動し、行動範囲は2.2～6.7平方㎞。野生の肉食動物が生息する島としては西表島は狭く、世界的にも稀。イリオモテヤマネコは様々な小型の哺乳類だけでなく、鳥類、爬虫類、昆虫など様々な動物を食すことで環境に適応している。

野生下での寿命は7-8年。飼育下では8-9年である。1996年に交通事故にあい保護されたオスの個体「よん」は飼育期間最長となる14年8か月飼育され、推定年齢は15歳一か月とみられる。以下の写真は「よん」のはく製。

Purplepumpkins</> – 投稿者自身による著作物</span>, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

現在の状況

現在、生息地の破壊、犬による捕食、イノシシの罠などにより生息数を減らしている。特に低地での交通事故が増えており、毎年数頭のイリオモテヤマネコが被害にあっている。

Iriomote cat is an endemic species of Iriomote Island in Japan. The population is about 100 and is declining. It was registered as a new species in 1967, and the following year it was designated as a nationally designated special natural monument. As it may be involved in traffic accidents, protection measures are being promoted.

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